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地獄車 [地獄門] | ROTTEN ORANGE


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●また、盛り込みまくっていますね。そして『姥桜』もなかなか過激な歌詞ですが。

下條「これは映画『モトシンカカランヌー』の続編のつもりで書きました。沖縄復帰前の所謂ちょんの間、風俗のドキュメンタリー映画なんですけど、当時のメンバーと見に行って。復帰前は日本と法律が違うので、売春がOKな地区があったんですね。その中の沖縄市にある吉原って言う地区のドキュメンタリーで。実際にそこを僕らは見に行って、そうしたら当時も働いていたであろうお姉さま方が、そのまま70代80代になってもいるわけですよ。僕らも若かったんで、可愛い女の子がいたら人生経験をするかもしれないって思って……ガーリックボーイズの『ハッスルするっす』と被るんですけどね(笑)。でも、僕らの場合はハッスル出来なかったんですよ。さっき映画に出てた店ってここだよな?ってなっちゃって。当時のギタリストがクリスチャンで、キリスト教的な観点で嘆くわけですよ。それを歌詞にしたんですよね。思いとしては、幸あれっていうことですよね。不幸な人生だったのかもしれないですけど、今は幸せに花咲いて欲しいなって」

●パッと聴きは過激だけど、なかなか切ない話ですね。

下條「そうですね。これ、『ルチャバカ野郎』の次に出来た曲なんですよ。いろんな人にコミックソングかと思われたんですけど」

●そして『ドグマニア』もなかなかタブーに斬り込んでますよね。

下條「当時は新興宗教が世間を騒がせていて、一言物申したいっていう歌詞ですね。僕とマサの周りでも、宗教で揉めてる人が多かったよね」

マサ「当時ね」

下條「一番びっくりしたのは、マサの家に某宗教が来て……」

マサ「勧誘の人が日曜の朝とかに来るじゃないですか。なかなか帰ってくれないんですよね。でも、ある二日酔いの朝にピンポーンって鳴って出たら、珍しく何も言わず、冊子だけ渡して帰っていったんですよ。何だろう?って思って冊子を見たら“ヘヴィーメタル セックスと暴力と悪魔崇拝”っていうタイトルだったんです(苦笑)」

●わわわわ!

マサ「私、長髪で、スレイヤーのTシャツを着て玄関に出てきたので、まさに悪の手先が出てきたと思われたのかなって。でも、そういうところから青少年を救おうっていうはずなのに、俺は救ってもらえないのか、矛盾してると思ったわけです(笑)。そういう話を下條としているうちに、こういう危ない歌詞が出来てしまったっていう」

下條「でも、沖縄は多いよね? こういう宗教的な問題」

マサ「ここでは言えないような話もいっぱいありますからね」

●援交もですけど、当時の時事的なところを突く歌詞も多いですね。

下條「そうですね。何か言わんとっていう。当時僕ら若かったので、正義感が強かったのかわからないですけど」

●そして『格斗バカ☆地獄変』ですが、これは実体験ですか?

下條「これはマサの実体験ですよ。当時、僕もマサも空手をやってまして、それを面白おかしく歌にしたっていう。普段僕らは、そんなに真剣に稽古に行っていなかったのに、空手の先生に板を割ったりするやつをいきなり無茶振りされたんですよね。稽古は真面目に行きましょうねっていう自戒を込めて書きました」

●実際に歌詞のようにバットを折れと言われたんですか?

マサ「似たような出来事があったんですけど、バットではなかったですね。ツアーで道場に行けなかったりすると、当時私が通っていたところでは、わりとしごきが待っていたりしたんですよ。それを上手く表現出来ないかなって。ちょうどその頃のライヴで、バット折りとかやってたじゃないですか。だからバット折りにすれば、自分たちが普段やっていることとリンクできるんじゃないかなって」



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